|
皆さんご存じの通り、アルコール類には酒税という税金がかかっています。 現在は他にも色々な形で税金を徴収されるようになったので、国税全体に占める割合は3.5%位で約1兆8000億円程度ですが、昭和25年には国税の18%以上が酒税で占められていた時代がありました。
現在の酒税法では1%以上アルコールが含まれるものを課税の対象としていて、15種類に分類し、殆どの酒類でアルコール度数別に税額が決まっている。
因みに日本酒の税額は15度〜16度のアルコール分で1キロリットルあたり140,500円。 これは一升瓶だと252.9円。 アルコール20%の清酒になると約337円が税金となります。 ビールはというと350ml缶1本につき77.7円。 ワインは720mlビン1本につき40円ちょっと。 25度の甲類焼酎で一升瓶換算446円強。 日本酒の場合、現在減税措置が行われていて、200キロリットルまでの出荷分は30%税金をひいてくれると言うもの。 従って、全出荷量が200キロに満たないメーカーのお酒は一升瓶あたり180円弱の税金で済んでると言うわけです。
どれが高いかと言えばビールの税金が圧倒的。 平成11年度の統計で全酒類の出荷量の約60%がビールであったことを考えるとビールに対する課税がシビアなのはうなずけるかな。 そこでビールメーカーは発泡酒という飛び道具を持ち出し、これがもの凄い売れ方。 最近の月別統計ではビール・発泡酒の比率が30%を超えるところまで来てしまった。 主に家庭用の需要がメインの350ml缶ともなるとそろそろ発泡酒がビールを上回ってしまうところまで来てしまった。 350ml缶のビールと発泡酒(麦芽使用比率が25%〜50%のもの)税金差は約24円。 販売価格は73円の差があるから原材料的にも安くできているんでしょうね。 もちろん、メーカーの企業努力もあるわけですが。
税制は常に見直され、課税の対象や税額が変更されています。 洋酒などの一部の酒類で過去に外圧により減税されたことがありますが、基本的には増税基調で推移しており、今後税額が高くなることも予想されます。 尚、現在の消費税法では酒税に対しても消費税が課税されます。
まぁ、税金のことばかりを気にしていては悪酔いしかねません。 酒税に関わらず、税金の知識は頭の一部に入れて置いても良いかも知れませんね。
|