大吟醸のその後 鑑評会報告
  大吟醸のその後 鑑評会報告
 

 鑑評会ってどうなってるの?

 3月14日 いよいよ

 3月16日 ぼちぼち

 3月30日 関信は金賞

 4月14日 一般公開暑かった! 関信越局

 5月16日 惜しくも入賞止まり 全国

 やれやれ 鑑評会シーズンも終了


鑑評会ってどうなってるの?
 

だいたい、どの蔵でもそうですが造られた大吟醸酒は一部を品評会に出し、一部を大吟醸酒(一般的にそれぞれの蔵で一番高い値段が付けられているもの)として販売します。当社でも例に漏れず『スキー正宗 華』として販売しています。尚、当社の場合は約3年間貯蔵した後、出荷しますので今年造られた大吟醸酒は3年後に販売することになります。

新潟県の一般的な蔵の場合、次の予定で品評会等に出品します。

新潟県酒造組合での品評会 公開 3月16日
国税庁関東信越局での品評会 公開 4月13日
国税庁の全国での品評会 公開 5月16日
新潟県の酒造従業員組合での品評会  
上記以外にも地域杜氏会での品評会などがありますが、今回は上記4つの品評会についてレポートをして行きたいと思います。昨年までは関東信越局の品評会が年2回開催された関係で、新潟県酒造組合の品評会も年2回(春・秋)に開催されましたが、今年から関東信越局の品評会は春1回のみ、県酒造組合はどうなるのか未だ確認していません。
新潟県酒造組合主催の品評会には合計3種類の大吟醸を出品、関東信越局には1種類しか出品できないので、その成績を見て関東信越局に出品する酒を決めます。そして優秀と認められると3月末には全国品評会への出品の権利を獲得でき、その中からさらに優秀と認められると入賞となります。 全国の品評会では出品酒中優秀と認められると入賞、さらにその入賞酒のなかでも優秀と認められると金賞と言うことになります。詳しくはおってご説明しますね。

3月14日 いよいよ
 

明後日(これを書いているのは3月14日)新潟県の品評会がありますが、これがまず第一関門。変なジンクスが業者間で言われていて、この新潟県の品評会で1位と上位になると関東信越局で落ちると言うのがあります。 そこで50〜60位までに入ってくれればという思いが出品者にあるようです。 1社3種類出品すると最後は300位くらいまで順位がつく。 あくまでも関東信越局の前哨戦という位置づけにあるのがこの新潟県酒造組合の品評会です。

品評会は公開と言っても製造業者しか入場できません。 3月16日に行って来ますのでできるだけ早く結果を公表しますね。会場の写真も撮影できればいいですが・・・。 お楽しみに!


3月16日 ぼちぼち
 
県酒造組合主催の品評会が開催されました。出品数265本(1社あたり3本まで出品可能)で合計9人の審査員の評定で評価されます。評価方法は第1審(予選)が5段階評価(点数が少ない方が優秀)、第2審(結審)が3段階評価で優劣が決定されます。つまり一審、二審とも9人の審査員がいるので9点が満点。 今回は12点を取った『松の井』さんが第一位でした。えっうちは? 残念ながら18点で71位に終わりました。評価は酒がまだ固い等の評価が多く、満足できる者ではありません。この後の関東信越局、全国と品評会が続きますので、そこまでにはもう少し熟度を上げて柔らかみが出てきてくれれば今後の結果が楽しみなのかな。今後もレポートしてゆきますのでお楽しみに。
左は公開きき酒の模様。

3月30日 関信は金賞
 
本日、税務署より連絡があり全国新酒鑑評会への出品権を得たとの連絡がありました。これは、当社の場合は関東信越局で行われる新酒鑑評会の一審を通過したと言うことです。この後2審を通過すると関東信越局の新酒鑑評会で俗に言う金賞と言うことになります。結果は4月13日には判明。 全国は5月16日が一般公開ですから、その前日くらいには判明する予定です。 さて、今年はどうでしょうか?

4月14日 一般公開暑かった!
 
4月13日に第70回関東信越国税局酒類鑑評会に行ってきました。会場は東京・九段下より、さいたま新都心に移転し新しくなった新合同庁舎。右の写真がそうですが立派ですね。この建物の20階で表彰式と一般公開がありました。因みにこの建物の31階(最上階)にはレストランがあり大宮界隈の抜群な眺望を楽しみながら食事をすることができます。値段もランチで800円前後と気軽に食べられるお値段です。だれでも入っていいようなので、利用してみてはいかがでしょうか?

会場はご覧の通り大盛況で酒の香りと吟醸香と熱気でかなり空気が悪かったです。この手の建物じゃ窓を開けられませんからね。

埼玉・茨城・栃木・群馬・長野・新潟の6県の289社の酒造メーカーから出品され今回は119社が優秀と認められ受賞となりました。例年は多くても90社程度ですが、今回は異例に多い受賞数となりました。因みに第1位は新潟税務署管内の塩川酒造でした。

当社も無事優秀賞を頂きました。


5月16日 惜しくも・・・
 

5月16日に広島県西条市で全国新酒鑑評会が開かれました。各地区の予選を勝ち抜いた約900蔵から出品がありその1/4が金賞、1/4が入賞と言う結果でした。当社は入賞。んー残念でした。来年もガンバロー。金賞を見事受賞した蔵の杜氏さん方の誇らしげな顔を見ていると、皆さん良いお顔をしてましたよ。これを励みに来年も頑張れるというところでしょうか。 当社も惜しくも金賞を取れなかったことを素直に反省し、次の造りにつなげていきたいと思います。

それにしても、醸造研究所立派でしょ。5年くらい前に東京王子から移転してきました。ここで清酒、焼酎、ビール、ワインなどに関連する様々な醸造技術について研究が行われています。 でもすごく田舎だから、行くのが大変。

うちの杜氏の藤井健治です。


やれやれ 鑑評会シーズンも終了!
 

鑑評会シーズンもようやく終了しました。 新潟県・関東信越国税局・全国・各杜氏会・従業員組合などなど様々な鑑評会が今年も開催されました。 全国新酒鑑評会の金賞は逃してしまい、入賞に終わりましたが、ぼちぼちの成績だったかなー。 鑑評会ってのはそれは入れば嬉しいけれど、入ったところで会社として営業成績が上がるわけでもありません。 昔は鑑評会受賞蔵の造った酒なーーんて、店頭に陳列されている札を付けただけで売れていた時代がありました。 今の時代、入賞そのものは営業成績とは関係ないようです。 前にも書きましたがあくまでも鑑評会の意義はその酒を造った杜氏や蔵人たちへの評価として受け止めています。 私も酒造りに参加しますが、苦労して造った酒が入賞すると嬉しいものです。 ましてやその全責任を負う杜氏にとってはひとしおのハズ。 その意味でも鑑評会続けていって欲しいものです。 ただどの様な形式で行うかは現在の方法がベストであるとは思っておりません。 

 

 
 
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